活動レポート

2月20日 交通水道委員会で質問しました

IMG_7765(陳情第14号「一刻も早く淀川3区を結ぶバス路線の復活を求める陳情書」について)

杉田議員

26年4月のバス路線見直しに伴い、大阪駅前まで直通で結ばれる地域が広がるなど、便利になった方がおられますが、一方では、十三を経由して東西方向にバスを利用されていた方には、新たに十三での乗り継ぎが必要となりました。
あらためて確認しますが、十三停留所で東西方向へバスを乗り継いで移動する場合、それぞれ乗り継ぎのための停留所は、どの程度の距離が離れているのかお聞きします。

 

渡邊交通局自動車部運輸課長

十三停留所での東西方向のバス乗り継ぎは、御幣島駅方面から井高野方面へと、東方向にご利用いただく場合、新北野交差点の西側にある東行停留所で降車し、交差点の南側にある北行停留所からご乗車いただきますが、約250mの連絡となっています。また、その反対の西方向にご利用いただく場合は、同じく交差点の南側にある南行停留所から、交差点の西側にある西行停留所まで、約310mの連絡となっています。なお、この場合、「十三駅東口」の西行停留所で降車して、阪急電車のガード下を通り抜けていただきますと、ご乗車いただく「十三」の西行停留所まで、約280mの連絡となりますので、案内図等では、こちらの乗り継ぎを案内させていただいています。

 

杉田議員

東方向、西方向とも、十三でバスを乗り継ぐためには、250mまたは310mくらいの相当な距離を移動する必要があるということです。また、この移動ルートですが、かなりの坂である阪急電車のガード下のスロープの通行や、高松建設あたりの大きな交差点の横断が必要であり、乗り継ぎ移動のための環境としては非常に厳しい状態であると、私自身も認識しています。こうした中で、私もこの十三でのバス乗り継ぎについては、地域の方から様々なお声を聞いており、かねてから交通局に対して、ご利用者への案内充実や負担緩和のさらなる工夫を求めてきました。具体的には、乗り継ぎについての案内充実、また、十三大橋北側の北行停留所と南行停留所の付近、高松建設の向いあたりに、例えば横断歩道や信号が設置できれば、この乗り継ぎ移動の距離も短縮される、というようなお話をさせていただきました。また、停留所の位置についても、見直しができないかといった検討を要請してきました。これらについて、どのような状況になっているのか、お伺いします。

 

渡邊交通局自動車部運輸課長

バスの乗り継ぎについて、少しでもご利用いただきやすいよう、乗り継ぎの停留所の案内図や、乗り継ぎの時刻表を関係するすべての停留所や、淀川区役所の窓口等に配架掲出させていただくなど、できる限りわかりやすく丁寧な案内に努めてきたところです。十三大橋北側の停留所付近への横断歩道の設置については、関係先とも協議をしていますが、信号機など交通安全面や道路構造上の課題について、認識はできましたものの、有効な解決策を調整できるところにまでは至っていない状況です。また、バス停留所位置の見直しについても、道路管理者及び交通管理者の許可や、また、その前面の方のご了承が必要になるということから、変更案を取りまとめるまでには至っていない状況です。引き続きご利用者の皆様にご理解いただけるよう努めてまいります。

 

杉田議員

停留所案内図や乗り継ぎ時刻表の設置など、案内を充実しただけですね。私が早い段階から提案して、しっかりと検討するよう要請してきましたが、横断歩道の設置や停留所位置の見直しなど、実質的に乗り継ぎの負担緩和となる対策については、結局のところ何もできていないということです。このような状況にあることは、いろいろな事情があるとしても、非常に残念なことだと思います。その結果が、今日の地域の声の高まりにもつながっていることを指摘しておきます。しかしながら、現状を考えると、陳情にあるような地域の声に対して、有効な対策を実施するにも、安全面やまた、道路環境面など調整に時間を要する課題ばかりを仰っており、早急に実現できる見通しが立つようには今のご答弁では思えません。そこで、あらためて具体的な提案をさせていただきたいと思います。JR御幣島駅から十三を経由して地下鉄西中島南方駅まで結ぶ路線を運行してはどうでしょうか。そして、十三での乗り継ぎについて、切実にお困りになっている交通弱者の立場に立って、せめて、そうした皆さんのご利用がある昼間の時間帯だけでも走らせてはどうでしょうか。井高野車庫前までとは言わないので、現在のこのバス路線とは別に、路線を新設して対応するということですが、そういう切実な声が多く寄せられています。その中で、この提案について、交通局はどのように考えられるか、あらためてお聞きします。

 

大城交通局自動車部長兼民営化推進室自動車事業担当部長

バス路線見直しに際しましては、必要なバスサービスの維持を目指して、公共交通ネットワークの中で、バス路線が全体として、公平で、効率的かつ効果的な輸送サービスが提供できるよう取組んできたところです。しかしながら、委員ご指摘のとおり、十三での乗り継ぎ対策について、かねてより委員から具体的なご提案を頂戴したにも関わらず、関係先とも協議しているものの、結果として、実現には至っていないということは事実であり、誠に申し訳ないと思っています。バスサービスについては、ご利用状況を踏まえながら、様々なご意見を集約して、以後もまた見直していくことで、より便利で効率的かつ効果的な改善につなげていけるものと考えており、今後においても、お客さまの動向を踏まえ、より良いサービスの提供に向けて取組むべきものと認識しています。今後とも、停留所の配置など、乗り継ぎ環境の改善対策を含めまして、お客さまからのご意見やご要望について調査や検証を行い、バス需要の動向や利便性、採算性などを総合的に勘案しながら、より便利で効果的にご利用いただけるサービスのご提供を目指し、ただ今、委員からあらためてご提案がございましたが、そういったご主旨も踏まえまして、適切に対応してまいりたいと考えています。

 

杉田議員

是非とも検討のほうはよろしくお願いします。先般、地元の淀川区塚本地域の市会議員である北野議員からも何とかならないのかというお話も聞いており、私もしっかりと今後連携をとって、少しでも改善できるようにと思っています。都心部へのアクセス向上など、バス路線全体の利便性の向上はもちろん重要ですが、そうした中でも、現実としてこの陳情のような声が高まっている状況にあります。公営交通として、市民の足の確保は責務です。そのことを忘れることなく、これらについて、バスを利用したい多くの市民の皆様方からの切実な声と受け止め、より利用しやすく便利なバスサービスの実現に向けて、早急な改善に取組まれるよう強く要望しておきます。

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