活動レポート

万博、会場建設費の上振れについて市長に質疑!

11月14日、2025 大阪・関西万博推進特別委員会で質疑しました。
【会場建設費上振れの受け止めについて】
(大意)

Q1.会場建設費の増額、想定を上回る物価上昇が理由だろうが、もっと早くから予想できたはず。公明は、万博の準備に協力してきたが、協会も市長もあまりにも見通しが甘い。今回の増額について、10 月 20 日から 10 日間で容認。市長は、20 日まで全く知らなかったと言われているが、上振れをどのように受けとめているのか。

A1.会場建設費の増額については、10 月 20 日から 11 月 1 日までの間、算定根拠や内訳などについて詳細な確認をしてきた。結果として 2 回目の増額となり、執行確認が不十分であったことをお詫びする。今後、協会副会長の立場からも会場建設費の執行管理に努めていく。

【市民一人当たりの負担について】
Q2.会場建設費 2350 億円、市民一人当たりの負担としてはいくらなのか。

A2.大阪市の負担は 2,350 億円の 6 分の1、392 億円となる。これを大阪市の推計人口約 277 万人で割ると、一人当たり 1 万 4 千円。また、大阪市民は府民であり国民でもあることから、府民負担約 4,000 円、国民負担約 600 円が加わり一人当たり約 1 万 9 千円。

【増額に対する市民の声について】
Q3.逆算すると大阪市として国府含めて 526 億円。市長として認識していたのか。

A3.しっかりと取り組んでいきたい。

Q4.答えになっていない。市民に説明すべきである。通り一遍の答弁だけで、市民は納得しますか。市民を置き去りにしていると感じる。今回の増額について、納得していないという数多くの市民の声を聞いている。市民や議会への説明責任を果たすのが重要ではないか。

A4.今回の増額については、市民に理解いただけるようオープンの場で議論を行ってきた。一部報道にある厳しい声については真摯に受け止めている。万博の開催意義、具体的な出展内容、経済効果について広報媒体を活用しながら、市民の理解が進むよう全力で取り組んでまいります。

【万博に向けた市長の取り組みについて】
Q5.市長はそう言われるが、必要経費はどんどん上がっても市民の機運は全然盛り上がらない。成功させたいという市長の本気度が感じられません。就任から 6ヶ月。市長は忙しいと思うが、万博のためにどれだけ取り組んできたのか。

A5.4月の就任以降、関係者と一丸となって取り組みを進めてきた。機運醸成が不可欠と考え、24 区万博のイベントや区民まつりなどに可能な限り足を運んだ。全国的にも知事と連携し指定都市市長会等で協力要請。国の支援について関係大臣を直接訪問し、要望活動を行った。2025 年4月の開幕に向けて、先頭に立って全力で取り組む。

【世論調査について】
Q6.先ほど、大屋根  リング)約 350 億円の議論もあったが、非常な無駄遣いだと思う。市民は物価高でご苦労されている。市民負担 1 万 9 千円、大きいですよ。市民の心を市長が本当に理解しているのか。経費がどんどん上がる。市民の機運が全然上がらない。市長の万博に対する取り組みが不十分であるとしか思えない。68.6%が万博不要という世論調査もあるが市長の見解を。

A6.一部報道の厳しい見解真摯に受け止める。万博では 2 兆円の経済波及効果が見込まれている。加えて、次の未来に向けて参加国も最先端の実証 実装を展開。驚きと感動を覚える出展 展示を、次代を担う子どもや若者に体験してもうことが大きな意義。万博の効果や意義を広く発信し、市民の理解が今以上に進むようしっかり取り組む。

最後に)今回の増額の受け入れに当たって、方針をマスコミの前で表明する前に議会や市民への説明があって然るべき。市民の置き去りの姿勢を感じる。本気度を感じません。説明責任を果たしていると思えません。協会の副会長としての立場を考えると、あまりにも無責任。容認できません。今後、増額については市長の取り組みで判断していきたい。

 

 

 

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