【公明新聞 5月4日付より】
「心を共に。支えられる限り支えていきます。」こんなメッセージが添えられた救援物資を積んだ10トントラックが4月27日、大阪市から宮城県松島町の避難所・農村環境改善センターへ向け出発した。
この日送られたのは、ベッド50組や折りたたみ物干し50台、ペットボトルの水1000本、毛布300枚、タオル1000枚など。
物資が不足している同センターの窮状を市に訴え、物資の搬送を実らせた杉田議員はトラックへの積み込みを手伝い、ドラーバーを送り出した。
全国各地から東日本大震災の被災地へ物資が送り届けられている中、小規模で遠隔地のため現地の被害対策本部でも物資のニーズを把握できず、孤立化している避難所もある。同センター(避難者約100名)もそのひとつだった。
その存在を知ったのは4月22日。地元淀川区の支持者が、ボランティアで現地入りしていた知人から同センターの実情を聞きつけ、やむにやまれぬ思いで杉田議員に電話を入れたのがきっかけだった。杉田議員は即座に避難所と連携を取り、どんな物資が必要なのか現地の要望を把握。市当局への物資搬送を訴え、孤立化した避難所に今回、届けることができた。
大阪市では、市民の善意から大量の救援物資を確保したものの、現地の対策本部との連携で「物資は潤沢で必要ない」とされ、行き場のない物資が文字通り山積みとなっていた。市危機管理室の柿木課長代理は「杉田議員のおかげで物資を送るべき避難所を知ることができた。今回の搬送はこれまでで最大規模です」と感謝の言葉を述べていた。
杉田議員は「公明党の支持者と議員のネットワーク力で、真心の物資を生かす道が開けた。今後も全力を尽くしたい」と話していた。